第2回 荒浜定期ウォーク
2018年4月18日(水) 宮城県仙台市 荒浜周辺
蜃気楼のような幻想的な光景が広がる荒浜
  ふと、前方を見ると、蜃気楼のような幻想的な光景が広がっていた。
 サハラ砂漠の練習で、何百回と往復した路だが、いつ来ても飽きない。
 今日は、どんな顔を見せてくれるのだろうか?

  今度は、サハラ砂漠の練習の為でなく、荒浜の今を伝えるために
 歩いていこうと思う。荒浜定期ウォークは、そんな企画です。
七北田川河口では、沢山の稚魚たちが遡上の真っ最中でした。
  春は、生命あふれる季節です。
 砂浜を歩いていると、小鳥の群れがいました。
 通常であれば、サッと飛んで逃げていくのですが、小走りに逃げるだけ。
 不思議だなと思っていると、上空にトンビでしょうか?捕食者が旋回して
 いました。あれがいた為に、飛んで逃げる事ができなかったのか・・・。

  七北田川河口に着くと、川の中に黒い筋があります。
 なんだろうと見ていると、稚魚の群れでした。
 少しでも流れの弱い岸辺を選んで、遡上しているのでしょう。
 練習では、岸部まで近づくことはありませんでしたので、このようなドラマ
 に出くわした事はありません。惜しい事をしましたね。(;´Д`)

  河口で浅利が取れるかもと、竹の棒を何回か突き刺してみましたが、
 全く手ごたえ無し・・・。今度は貞山堀に沿って、戻る事にしました。
ほとんど何もない荒野の一角に、津波の影響をほとんど受けずに残った林がある。その中には、美しい花を咲かせる山桜もあった。
  ほとんど荒野の中に、林が見えてきました。
 美しい花を咲かせている木もあります。桜のようです。
 なぜ、ここだけ津波の影響をあまり受けなかったのでしょうか?
 桜も山桜で、桜並木として植えられたものではなさそうです。
 所々で満開に咲いているにもかかわらず、花見客は一人もいません。

  寂しい風景の中を黙々と歩き、荒浜小学校まで戻ってきました。
 震災遺構として開放されていますが、見学するのは初めてです。
 原寸大の復元パネルを始め、津波の恐ろしさを実感できる展示内容
 でした。厳粛な思いを胸に荒浜を後にしました。

  これからも、どのように荒浜が復興していくのか、自然は!?
 をお伝えしたいと思います。是非、動画もご覧ください。
Youtube動画 第2回 荒浜定期ウォーク
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