品井沼潜穴と高城川桜並木ウォーク
仙台歩行会 2018年4月4日例会 参加料 500円
宮城県松島町 JR東北本線品井沼駅~明治潜穴公園
小さな旅モデルコース 東北本線品井沼駅
  本日は、品井沼ウォークの日です。
 小学校の遠足で一度訪れた事はありますが、わらじ村長と品井沼干拓
 という事くらいしか覚えていません。
 童心に帰って、もう一度品井沼を歩いて見るというのも面白そうです。

  出発が品井沼駅で、解散が愛宕駅な事や駐車場が確認できなかった
 という事もあり、電車で行く事にしました。

  自宅からバス停に向かうと、バス停前の桜は満開で素晴らしい眺め。
 バスを待っている時間も退屈しません。
 今日の高城川の桜並木にも期待大です!(*'ω'*)

  駅に着くと、もしかするとギリギリで8:33のに乗れそうな感じ、走った!
 しかし、慣れない事は、しちゃいけない。慌てて乗った電車は!!
 仙山線でした。見事に間違えて乗ってしまった(笑)

  なんとか9:00前に仙台駅に戻ってこれたので、ほっと一安心。
 9:32 品井沼駅に到着、今回は郷土史研究家の先生の解説付きでした。
 まさにサプライズと言っていいでしょう!更に楽しみが増えました。

  間違いは伝染するのか、今度はリーダーが道を間違えた。(笑)
 参加者の皆さんは、「練習、練習」と気持ちがいい。
 気持ちのよさは、陽気にも。気温は少し肌寒いが、陽射しは温かい。
 そんな陽気に誘われて、シマヘビも日向ぼっこをしていました。
明治潜穴公園にある鎌田三之助翁顕彰碑
  今回の見所は、2つありました。一つは品井沼干拓の歴史に触れる事、
 もう一つは高城川の桜並木を歩く事です。

  高城川を歩くと、残念ながら一輪も咲いていませんでした。
 しかし、郷土史研究家の先生の話は、とても面白かった。
 高城川が、品井沼の水を排水する為に造られた人工河川という事を
 初めて知りましたし、高城川ができたことにより、松島湾に淡水と栄養が
 流れ込む事になり、牡蠣の養殖ができるようになった事も知りました。
元禄岩穴ずり出し穴
  わらじ村長の話を知っておりましたので、排水路は明治時代のものだと
 思っておりました。元禄時代にも掘られており、それが幅 3.6m 高さ 2.4m
 長さ 2.6kmもある、車も余裕で通れるトンネルだとは夢にも思わなかった。

  砂が溜まるので、度々改修しないといけない際の悲劇も知りました。
 おまん地蔵の伝説です。工事人夫に払う金がない為に、全員を殺す事に
 したそうです。改修完了の慰労の宴を潜穴の中で行い、溺死させるという
 恐ろしい計画でした。泥酔させるためのコンパニオンの役目をしたのが、
 美しく、歌も上手かった16歳の少女おまんさんでした。

  計画は成功し、全員が溺死しました。おまんさんと工事人夫の霊を供養
 するために建てられたのが、おまん地蔵という伝説です。

  郷土史研究の先生は、おまんさんがいたという証拠がないから、伝説は
 なかったと思うと言っていました。私は、伝説と似たような事が実際に
 あったのではないかと思うのですが、皆さんはどのように思いますか?

  品井沼の大きさにもびっくりしました。現在は、見る影もありませんが、
 伊豆沼よりもはるかに大きくて、街道を通る旅人が松島湾と間違える事
 もあったそうです。洪水時には、松島湾よりも広い範囲が沼になったとか。

  ただ歩くだけではなく、話を聞けると言うのはいいものだと思いました。
 皆さんも地元や、宮城・東北を歩いて見ませんか!
 きっと面白い発見があると思います。

  最後までご覧いただきありがとうございました!
動画 品井沼潜穴と高城川桜並木ウォーク
今日のコースをルートラボで確認する
inserted by FC2 system