漂着鯨を探せ!名取海岸ウォーク |
実施日 |
2019年7月9日 |
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実施場所 |
宮城県 名取海岸 |
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岩沼に鯨が漂着しているらしいという噂を聞きつけて、早速現地に向かった。
とはいうものの、詳しい場所を聞いているわけではないので、歩き回って探す事になります。
駐車場所に選んだのは、仙台国際空港の近くにある相ノ釜とか北釜と言われる場所です。
すでに数台の駐車があり、もしかすると漂着鯨を見に来た人たちかな?と思いました。
堤防上から釣り人の姿は見えますが、何かに群がっているような人々はいません。
もちろん、大きな漂着物もありませんでした。
この時点では、大きな鯨が漂着しているのだろうと思っていました。
7月2日には、東京湾を漂流している死んだ鯨のニュースもありましたので。 |
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堤防が延々と続いています。ここが起点になるようで、相ノ釜 0.0kmと書かれた表示があります。
この表示は、500m毎に設置されているようです。
写真は相ノ釜から南向きを撮ったものですが、私はここから北上していきました。
恐らく鯨はすぐに見つけられるだろうという目論見は外れ、4.5km先の閖上まで歩く事になります。 |
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歩いていると、柵に囲まれて一際緑の濃い場所がありました。
看板も見えたので、好奇心の赴くままに寄ってみる事にします。
ハマボウフウ保護区となっています。それほど珍しい植物でもないのに、なぜ保護しているのだろう?
気になったので、帰ってから検索してみました。
なんとこの地区のハマボウフウは、先の津波で壊滅的打撃を受けたそうです。
その後、たった三株が自生しているのを見つけ、保護をしているのだそうです。
右半分の写真は、保護区ではない場所で自生していたハマボウフウを撮ったものです。
自然の力は偉大で、保護区よりもしっかりとしたハマボウフウが育っていました。(笑) |
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更に進むと、ハマナスが数株まとまってあり、その株も見事な花と実をつけていました。
誰も採っていませんでしたが、花も実も食用になります。
特に実はビタミンCが豊富なので、とても健康にいい感じがします。
まあ、私も採りませんでしたが(笑) とるのは、写真だけですね(*´ω`) |
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結局、堤防の終点である閖上港まできてしまいました。
鯨を見つける事はかないませんでしたが、なかなか楽しいウォーキングでした。
ハマナスの群落を見つける事ができたのも収穫でしたね。(*´ω`)
帰りは砂浜を歩いて帰る事にします。 |
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こちらは、Google MAPのタイムラインの画像になります。
私の行動が逐一記録されています。( ゚Д゚)これは悪いこと出来ないね(笑)
この区間は、4.5km 1時間と記載されていました。 |
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砂浜を歩いていると、色々なものが落ちています。
ゴミはもちろんですが、釣り人が捨てたのかな?ワタリガニや魚の死骸もあれば、
養殖や漁で使うブイも沢山漂着しておりました。
中でも面白かったのが、写真上の流木です。
鯨、鯨、鯨と念じながら探していたせいか、流木が鯨に見える始末(笑) |
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もう少し歩いてみようか・・・ この気持ちが無ければ、この鯨さんに出会えなかったでしょう。
駐車場所を横目に見ながら、更に砂浜を歩く事に決めました。
オレンジのスプレーで×を書かれた物体が見えてきました。なんだろう??
近づいてみると、これが漂着した鯨でした。思ったよりも、かなり小さい・・・(´・ω・) |
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じっくり観察してみる事にしました。
体長を測ってみると、約2.5m。ひれは約20cm、口も同じく約20cm、背びれは小さくて萎んだような感じです。
体長や全体的な感じ、歯の様子、漂着回数の多さから、カズハゴンドウだと思われます。
鯨ではなくて、イルカでしたね(;´Д`)
このカズハゴンドウは外洋を回遊しているのですが、たまに座礁を起こします。
しかも、集団座礁の際は、高い確率で地震が起きています。
東日本大震災の際にも、1週間前に茨城の海岸に54頭のカズハゴンドウが打ちあがりました。
地殻の異常に敏感なのかもしれません。 |
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それでは、最後に名取海岸で撮影した花をご覧いただきながらお別れです。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。 |
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