北野神社周辺から滝尾神社周辺までの史跡集中エリアの調査報告


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滝尾神社周辺の関連場所記載地図
  Hが宿泊ホテルになります。Sが調査のスタート地点で、Gが調査の終了地点になります。
 わずか1.3km程の道のりですが、趣のある路になっていて、とても楽しめるエリアになっております。
 それでは、順に写真を使って、紹介していきたいと思います。
案内標識
  スタートの分岐には案内看板がありました。山内方面に行くと、東照宮美術館に着きます。
 この道は、ヴェロンさんが復路で利用を予定していた可能性が極めて高いと思っている道になります。
 砂防堰堤群(ハイキングコース)となっている事からも分かる通り、安全な道になっております。
輪王寺観音堂(香車堂)と開山堂
 (写真:左は輪王寺観音堂 右は開山堂)
 観音堂は香車堂とも言われており、沢山の香車が奉納されています。安産祈願のご利益があるそうです。
 開山堂は、日光山の開祖 勝道上人が祀られている場所になります。
北野神社周辺
 菅原道真公を祀った北野神社になります。建物は無く、鳥居と石積みでお祀りしているようです。
 北野神社は学問の神様であると同時に天変地異を鎮める神社でもあります。
 石積みでお祀りしているという事は、何かを封じたのでしょうか?大地震とか・・・
 史跡探勝路の案内柱には、ヴェロンさんのビラが貼られていました。
史跡探勝路と神馬の碑
  杉木立の幽玄さも相まって、石畳の道が神秘的な雰囲気を醸し出します。
 日本文化を愛する人なら、この道を歩いてみたいと思うかもしれません。
 この神馬の碑は、徳川家康公の愛馬のお墓だそうです。
Y字分岐 滝尾神社方面を写す
Y字分岐 二荒山神社方面を写す
 (写真:2枚とも地図上Bの分岐点から撮影。上は滝尾神社方面を撮影。下は二荒山神社方面を撮影。)
 二荒山神社から滝尾神社を目指すと、この分岐で合流する形になります。写真上は、直進すると滝尾神社です。
 私は、ヴェロンさんが二荒山神社から歩いてきて、この分岐から滝尾神社を目指した可能性が高いと思っております。
日光白糸の滝
 白糸の滝:弘法大師さまや日光開山の祖 勝道上人様が修行をした滝と言われております。
瀧尾高徳水神社と駐車場
 白糸の滝と道路を挟んだ反対側には、瀧尾高徳水神社と駐車場があります。
 道路の幅は、写真を見ても分かる通りに車1台分程度しかありません。
 もし、ヴェロンさんを車に連れ込むのなら、この場所しかありえないと思うのですが・・・
 この場所以外となると、待避スペースか、日光東照宮の有料駐車場になってしまいます。
滝尾神社への階段
 白糸の滝を過ぎると、滝尾神社に登る階段があります。この上に影向石や別所跡があります。
ガイドを口実に体に触る不審者の注意を呼び掛ける看板
 この階段の手前には、同じ内容の注意看板が並んで設置されています。
 どちらもガイドを口実に声を掛け、体を触れる事件が頻発していると警告しています。
 日本人なら注意するかもしれませんが、事情を知らない外国人なら親切なガイドさんと思ってしまうかもしれない。
別所跡 かっては日光修験道の中心地でした。
 別所跡:日光修験道の中心地であり、この付近には500余りの僧坊が立ち並び、修行に励んだ場になります。
 現在は何もないので、私個人としては何も見所はなさそうに思います。
 ヴェロンさんの29日の予定表の一番最初に書かれている場所になります。
影向石 弘法大師様が美しい女神を見た場所
 影向石:美しい女神さまが弘法大師さまの前に現れたとされる場所です。
 ヴェロンさんの29日の予定表の二番目の場所になります。
 不思議なのは、三番目が日光東照宮になる事です。
 この先には滝尾神社があります。そちらはついでに見る予定なのか?それともここから引き返すつもりだったのか?
滝尾神社
 滝尾神社:弘法大師様によって創建された神社になります。安産や子授けなどのご利益があるとされています。
子種石
 子種石:一番最奥にある史跡になります。子授けや安産にご利益があるとされています。
まとめ:このエリアを歩いて感じたことなど。
史跡探勝路
  写真を見ても分かる通り、史跡探勝路はとても安全な道です。
 この周辺でてんかんの発作が起き、そのまま亡くなったとしても、発見されないという可能性はまずありえません。
滝尾神社周辺の水路
 この周辺で事故で亡くなり、遺体が見つからない可能性があるのは、唯一この水路に落ちた場合です。
 雨の影響で水量が多ければ、人を流し去ってしまう可能性はあると思います。
 事実、用水路で亡くなる人は少なくありません。

 問題は、流された人はどこに行くのか?果たして見つからないものなのか?という事です。
 これは、この水路に詳しい人に聞いてみる他ないでしょう。
 事故を想定した場合は、この水路の捜索も必要だと思います。
滝尾神社周辺の堰堤
 こちらは堰堤の様子です。この地域は、土石流により多大な被害を受けてきたために、川や水路には堰堤が多い。
 もし落ちたとしても、このような堰堤などで止められそうな気がします。
滝尾神社周辺の崖の様子
 探勝路周辺にもこのような崖はありますが、すべての崖下を捜索しましたので、見落としはないと思います。
滝尾神社周辺の杉林の様子
  付近の林の様子。ほぼ全域に杉が植林されており、このような光景が広がっておりました。
 下草もほとんどないので、捜索すれば見落としは少ないと思います。
車載カメラで滝尾神社までの道路を写す
 もし、ヴェロンさんの失踪に第三者が関係している場合は、自家用車を利用している可能性が極めて高いと思います。
 ヴェロンさん自ら乗った可能性もあり、また拉致された可能性もあります。
 どちらの場合にも、ヴェロンさんを車に乗せるという作業が必要になります。

 このエリアにある駐車場は、瀧尾高徳水神社前の駐車場のみです。
 拉致をする場合も、このように史跡探勝路と道路が隣接している場合は問題ないかもしれませんが、
 この一本道、待避スペース、駐車場などに駐車する必要があります。
滝尾神社前の道路を通るトラック
  このトラックは、砂防ダムなどの工事をしている車両だと思います。
 一日に数十台は通りそうな感じで、写真には写しておりませんが、この付近に誘導員が立っていました。
 ヴェロンさんの失踪日は日曜日に当たるので、工事はお休みだと思います。
 もしかすると、犯人はこの事を知っていて、工事が休みの日を狙っていた可能性もあると思います。
 ただ単に、日曜日で自分が休み、あるいは観光客が多い日という事もあるかもしれませんが・・・

 以上が、滝尾神社周辺の調査報告になります。
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